問題・解答形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 23:00 UTC 版)
解答は全てマークシート方式で、指定されたペンで塗り潰して解答する。 数学領域は多岐選択式問題と短答式問題がある。短答式問題はセンター試験の解答形式と異なり、解答は全て3桁以内の自然数である。短答式問題の各問には3桁分のマーク欄があり、空白となる位には何も塗り潰さない。例えば答えが「25」の場合、百の桁の数字は何も塗り潰さず、十の桁は2を、一の桁は5を塗り潰す。また負数・虚数・平方根など、自然数以外が解答とはならない。なお、2005年度(2004年)までは短答式はなく、解を解答用紙に直接記す記述式であり、この採点は任命された大学教員が指定された方針に従って行われていた。 英語領域では、リスニングテストが実施されている。以前は軍による監視の下、問題をFM放送を使って各試験会場に送信し、それぞれの校内放送で一斉に聞かせるという形式をとっていた。しかし、受信などでトラブルが発生したため、現在では問題が録音されているCDを校内放送を使って一斉に聞かせる形式に切り替わっている。音量や音質についてのトラブルで、一部の会場で一時停止が行われる。 社会・理科・職業探求で数科目受験している場合、指定された順番通りに解答する。また、試験時間おきに解答用紙が回収される。 問題は全科目とも20 - 45問の独立した問題で成り立っている。日本の共通テストのように大問のテーマに沿って数問の問題が出される形式ではない。
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