品詞ごとの語彙量とは? わかりやすく解説

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品詞ごとの語彙量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:59 UTC 版)

日本語」の記事における「品詞ごとの語彙量」の解説

日本語の語彙品詞ごとにみると、圧倒的に多いものは名詞である。その残りのうちで比較的多いものは動詞である。『新選国語辞典』の収録語の場合名詞が82.37%、動詞が9.09%、副詞が2.46%、形容動詞が2.02%、形容詞が1.24%となっている。 このうちとりわけ目を引くのは形容詞・形容動詞少なさである。かつて柳田國男はこの点を指摘して形容詞饑饉」と称した英語の場合、『オックスフォード英語辞典第2版では、半分以上名詞、約4分の1形容詞、約7分の1動詞ということであり、英語との比較の上からは、日本語形容詞僅少であることは特徴的といえる。 ただし、これは日本語物事形容することが難しいことを意味するものではなく他の形式による形容表現多く存在する例えば「初歩(の)」「酸性(の)」など「名詞(+の)」の形式、「目立つ(色)」「とがった(針)」「はやっている(店)」など動詞を基にした形式、「つまらない」「にえきらない」など否定助動詞「ない」を伴う形式などが形容表現用いられる。 もともと少な形容詞を補う主要な形式形容動詞である。漢語外来語輸入によって、「正確だ」「スマートだ」のような漢語外来語+「だ」の形式形容動詞増大した上掲の『新選国語辞典』で名詞扱いになっている漢語外来語のうちにも、形容動詞用法を含むものが多数存在する現代二字漢語(「世界」「研究」「豊富」など)約2万1千語を調査した結果によれば全体の63.7%が事物類(名詞に相当)、29.9%が動態類(動詞に相当)、7.3%が様態類(形容動詞に相当)、1.1%が副用類(副詞に相当)であり、二字漢語の7%程度形容動詞として用いられていることが分かる。 「語彙の増加と品詞」の節も参照

※この「品詞ごとの語彙量」の解説は、「日本語」の解説の一部です。
「品詞ごとの語彙量」を含む「日本語」の記事については、「日本語」の概要を参照ください。

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