和銅元年創鋳説とは? わかりやすく解説

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和銅元年創鋳説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 06:11 UTC 版)

和同開珎」の記事における「和銅元年創鋳説」の解説

『続日本紀』和銅元年5月11日708年6月3日)の銀銭、および同8月10日708年8月29日)の銅銭記事を、それぞれ和同銀銭および銅銭発行充てる説である。天武天皇12年の条にある銀銭無文銀銭であるとされる。また「和同」は「和銅」の略であると同時に語の意味含ませたとする折衷案もある。 和同開珎天武朝創鋳説和銅2年正月25日709年3月10日)詔「さきに銀銭を頒ちて、前銀に代え」を解釈すると、不隷開古和同銀銭を隷開古和同銀銭代えたとなり、書体僅少差違のみで両者引き換えるべき理由必要性認められず、和銅以前和同銀銭鋳造無かったとなる。 また、銀銭銅銭先行したのは、無文銀銭2/3程度量目しかない和同開珎銀銭無文銀銭代わる貨幣つまり銀1/4両に等価値名目貨幣として発行し銀銭定着すればこれを銅銭代える試みであったとも考えられる。ここで、和銅元年1月11日708年2月7日)の武蔵国からの和銅自然銅)の献上は、年号改める程の重大事であることを天下アピールするための創作に近いものであった推定している。古和同銀銭初期思われるものは藤原京(694-710年)でまとまって出土しており、和銅元年から平城遷都までの藤原京最後時期重なり年代関係によく対応する

※この「和銅元年創鋳説」の解説は、「和同開珎」の解説の一部です。
「和銅元年創鋳説」を含む「和同開珎」の記事については、「和同開珎」の概要を参照ください。

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