周辺地形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 16:32 UTC 版)
.mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 1. 簸ノ川流域(安芸高田市八千代町上根) 2. 県道の分水嶺付近(安芸高田市八千代町上根) 3. 県道の峠道(安芸高田市八千代町向山/上根) 4. 根谷川流域(安佐北区大林町) 峠頂部にある「上根峠と断層」説明板。簸ノ川の堆積作用によって形成された河床礫層であり、角の取れた粒径の揃った礫が露出している。 上根峠は、安芸高田市八千代町上根(北東側)が極めて平坦な谷底平野、八千代町向山(南西側)は比高80メートル(m)の険阻なV字峡谷をなす、片峠になっている。 簸ノ川が形成した谷底平野は比較的広い。土地改良以前の上根やその北東側の下根は、水はけの悪い地で湿田が多くあった。この地域はかつての簸ノ川が豊富な流水によって広い谷底平野を形成したが、河川争奪によって上流部を奪われた結果、川の水量が少なくなったことで形成された。谷底平野の広さに較べて現流水量が少ないものを「無能河川」「無能谷」という。 簸ノ川上流に向かって南西方向に進むと、川は国道54号上根バイパスと並行していき、路肩に分水嶺の看板が設置されている。その先で川は突然途切れる。そこから西に進むと高低差約80 mある断崖が現れる。 この断崖から南西側が根谷川流域になる。根谷川の上流は北西方向の根ノ谷にあり、これに沿って約2 kmある県道5号の峠道が通る。根谷川はこの断崖付近でほぼ直角に折れ曲がる。その地点で南東方向の霧切谷から余井川が合流し、根谷川とでT字型を形成する。霧切谷には350 mほどの遊歩道がある。また根ノ谷・霧切谷には魚切滝など滝が多くある。 合流点より下流の根谷川流域の谷底平野は狭く、峡谷の中を南西方向にほぼ直線的に流下する。 北東側の中国山地からこの付近では夏から秋にかけて濃い霧(三次霧)が発生するが、この峠を超えて南西側の広島市方面へ向かうと消える(フェーン現象)。霧切谷(あるいはキンキン谷)の名はここから来ている。 地質は20万分の1地質図によると、峠頂部つまり上根が低位段丘堆積物、そこから北東の簸ノ川流域が堆積岩類。峠より南西側の根谷川流域つまり向山は大部分が広島型花崗岩。
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