周囲の施設との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 15:32 UTC 版)
「あべのハルカス近鉄本店」の記事における「周囲の施設との関係」の解説
1995年(平成7年)9月14日に開業した天王寺駅ビルの天王寺ミオ本館のほか、2011年(平成23年)にはあべのキューズタウンとして、ViaあべのWalkが4月1日、あべのキューズモールは同年4月26日に開業している。 これらの施設は一部の客層が被るものの、競合関係というより、いずれも一体となって天王寺・阿倍野エリアを盛り上げる存在として捉えている。例えば、近鉄百貨店と「あべのキューズタウン」を運営する東急不動産SCマネジメントでは2012年2月1日から14日にかけて初の共同販促企画「あべので愛のはさみうち。バレンタインスタンプラリー」を実施し、同年のゴールデンウィークにも「あべの近Q 上陸作戦」を実施した。また、「天王寺ミオプラザ館」の地下には傍系の「近商ストア」がプラザ館地下一階にハーベス天王寺店を出店している。 2019年(令和元年)12月からはこれら3施設と近鉄不動産が運営するてんしばなど天王寺・阿倍野エリアの企業・団体に加え、同じ近鉄百貨店の上本町店や四天王寺なども参加して「エリアパスポート」を発行するほか、毎月21日にこれらの店舗・施設に加えて通天閣そばの夜市「新世界市場」などのイベントを行う「ええやん まちフェス」を実施する。 このようにして、様々な施設が連携することで街全体で梅田や難波に対抗し、天王寺・あべのエリア全体の活性化を図っている。 なお、そごうが別会社・阿倍野そごうを設立しており、心斎橋にあったそごう大阪店と別に、阿倍野再開発事業に参加して、大阪市が建設する商業ビル(地下1階・地上12階)の核店舗となる阿倍野そごう(70,000~82,000m2)の出店を計画していた。当店にとっては競合でもあるが、キタやミナミとの競争上、天王寺・阿倍野地区の開発が進むとして歓迎している。しかし、当初は1986年(昭和61年)秋開店予定だったのを延期したのち、1997年(平成9年)5月に出店断念しており、天王寺・阿倍野エリアには他の百貨店は存在しない。当店から最も近い別の百貨店は先述の上本町店となっている。店がOsaka Metro谷町線で2駅と近いため、大丸心斎橋店と開業当初の大丸梅田店のように客層が被って売上を食い合ってしまうバッティングの懸念もあるが、近鉄百貨店では両店舗とも客層は2割程度しか被っていないため自社競合はさほど懸念しておらず、髙島屋が最大のライバルだとしている。髙島屋自身はキタに対抗するために当店への仲間意識もあるものの、大阪店のみならず、堺店や泉北店とも集客圏が被るため、ライバル視もしている。
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