周囲の星への影響とは? わかりやすく解説

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周囲の星への影響

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 04:09 UTC 版)

超新星」の記事における「周囲の星への影響」の解説

ガンマ線バースト」も参照 超新星爆発発生すると、強烈なガンマ線周囲一斉に放たれる。このガンマ線威力は凄まじく、超新星爆発起こした恒星から半径5光年以内惑星表面に住む生命体絶滅し25光年以内惑星に住む生命体半数死に50光年以内惑星に住む生命体壊滅的な打撃を受けるとされるガンマ線地表容赦なく汚染して生命体住めない環境してしまい、そこから地表生命体住めるようになる環境に戻るまでには数年要すると言われている。しかし、地下深くにすむバクテリアなどの生物直接的影響はほぼなく、生き残ることが出来る。 現在、地球周辺近いうちにII型超新星爆発起こす予測されている星は、約600光年離れたアンタレスと、約640光年の距離にあるベテルギウスである。これらの星が超新星爆発起こした際には地球にも若干影響が出ると言われているが、地球から距離が離れすぎているためにガンマ線威力弱まりオゾン層多少傷つく程度惑星および生命体への影響ほとんどない予測されている。またガンマ線自転軸2度範囲放出されることが判明しており、その後の観測から地球ベテルギウス自転軸から20度の位置にあることもわかっていることから、ベテルギウスからのガンマ線地球影響及ぼさない考えられている。 仮に地球から8.6光年離れたシリウスA、あるいは25.3光年離れたベガII型超新星爆発起こしたとすると、地球に住む生命はほぼ確実に絶滅する壊滅的な打撃を受けることになるが、シリウスA質量太陽の2倍強、またベガ質量太陽の3倍程度であるために超新星爆発起こさずいずれも赤色巨星となって膨張した外層部により惑星状星雲形成し残った中心核白色矮星となる可能性濃厚である。 我々が住んでいる地球一部三葉虫絶滅など、周囲の星の超新星爆発影響受けた思われる痕跡いくつか発見されている。

※この「周囲の星への影響」の解説は、「超新星」の解説の一部です。
「周囲の星への影響」を含む「超新星」の記事については、「超新星」の概要を参照ください。

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