名前《柊》の読み方
人名用漢字「柊」の主な読み方
しゅ、しゅう、とう、ひいらぎ、のえる、ひろ男の子の名前の読み方
しゅう、のえる、ひいら、ひいらぎ、ひろ女の子の名前の読み方
しゅう、のえる、ひいら、ひいらぎ漢字に込められた主な意味・イメージ
1990年に「人名用漢字」に追加された比較的新しい名前です。一般的なヒイラギはモクセイ科モクセイ属で原産地が日本や中国の常緑高木です。開花は11月〜12月で翌年の夏ごろに黒紫色の実が成ります。ヒイラギは冬に花を咲かすことから冬の季語とされています。ギザギザとしたトゲのような葉から「用心深さ」「保護」といった花言葉がつけられています。節分には、厄払いとして柊の小枝と焼いたイワシの頭を門戸に飾る風習があります。また、クリスマスシーズンに人気の赤い実のなるヒイラギはセイヨウヒイラギといいます。日本の柊とは違いモチノキ科モチノキ属です。開花は4月~5月で11月頃に赤い実が成ります。クリスマスホーリーやイングリッシュホーリーという別の方が有名かもしれません。こちらの花言葉は「将来の見通し」「神を信じます」「慎重」「予見」など。セイヨウヒイラギも鋭い葉から魔除けの力が宿ると信じられています。キリスト教では特別な植物で「聖なる木」とも呼ばれます。
近年は名付けの幅が広がり、柊を「のえる」(フランス語のクリスマスや降誕祭の意)と名付ける親御さんも増えてきました。のえるは響きも愛らしく男女ともに使える名前でもあります。同様に、柊を「とう」と読ませることもありますが、漢字のつくり「冬」に影響されたもののようです。このように、西洋東洋問わず邪気を払うとされるヒイラギ。幹は堅くしなやかさもあるため、職人が使用する金づちの柄に利用されます。
逞しさ、剛直さを表し男の子に人気の漢字です。また花はキンモクセイのような甘く優しい香りがします。近づかないとわからないような微かな香りであることから、女の子には慎ましさや清楚な印象を与えます。鋭い葉からは、強い意思や鋭さをイメージします。辛い時期を乗り越えいずれは花を咲かせるようにと願いを込めて名付けることもあります。季節感のある名前として近年とくに人気のある漢字です。
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