同余体とは? わかりやすく解説

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どうよ‐たい【同余体】

読み方:どうよたい

中性子数から陽子数(原子番号)を引いた数が等し原子例えば、アルミニウム27塩素35など。また、その差を中性子過剰数という。


同余体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/15 03:42 UTC 版)

同余体(どうよたい、英語: isodiapher)は、中性子陽子の数の差が等しい核種のことである[1]。また、この値を 中性子過剰数 ちゅうせいしかじょうすうisotopic number)という。例えば 234Th(陽子90個、中性子144個)と 238U(陽子92個、中性子146個)はともに中性子過剰数が54で等しいので同余体である。同余体同士は異なる元素であるので化学的性質は異なる。

アルファ崩壊では陽子と中性子が2つずつ減少するので、親核種と娘核種は同余体となる。

安定核種が最も多いのは中性子過剰数が1の同余体で16種ある。中性子過剰数が負の同余体で安定なのは 1H3He のみである。

出典

  1. ^  小田稔ほか編 『理化学英和辞典』 研究社、1998年、項目「isodiaphere」より。ISBN 4-7674-3456-4、ISBN-13:978-4-7674-3456-8。

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