同一通貨間の両替
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 13:43 UTC 版)
同一通貨の場合は、1万円札を1000円札10枚に交換するなど、等価のより小さい単位の通貨に変更することが多い。この場合「(お金を)崩す」、「(お金を)細かくする」ともいう。 昭和後期ごろまでは、東京駅や上野駅のような大きな駅の構内には1 - 5 %程度の手数料で高額紙幣から小額の通貨に(日本円間の)両替を行う両替所が存在した。一方、日本の金融機関は窓口において無料で同一通貨間の両替を行っていたが、2000年代に入ると同一通貨間の両替においても手数料を徴収するところが増加している。 余談だが、最近では一部の銀行ATMにおける出金時の券種指定を「両替」と称するサービスもある。これは預金口座から現金を引き出す際に、1万円以上引き出す場合金額の確認画面で「両替」キーが出現し、「確認」の代わりに「両替」を選択することにより引き出し金額のうち1万円分を千円札10枚で払い出すものである。「X万Y千円」を引き出す場合、通常の引き出しでは「一万円札X枚・千円札Y枚」が払い出されるが、「両替」を選択すると「一万円札 (X - 1) 枚・千円札 (Y + 10) 枚」が払い出される。なお、この機能のあるATMにおいては、千円札の引き出しは一度に最大19枚までとなる。ちなみに、ゆうちょ銀行ATMにはこの「両替」キーの機能は無いが、代わりに金額指定のときに30千円などと指定することにより千円札のみで引き出すことができる。
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