吉志部瓦窯跡とは? わかりやすく解説

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吉志部瓦窯跡

名称: 吉志部瓦窯跡
ふりがな きしべかわらがまあと
種別 史跡
種別2:
都道府県 大阪府
市区町村 吹田市吉志部北
管理団体 吹田市(昭50・7・8)
指定年月日 1971.06.23(昭和46.06.23)
指定基準 史6
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: S45-5-115[[吉志部瓦窯跡]きしべがようあと].txt: 吉志部瓦窯跡は、淀川右岸派生する紫金山丘陵の南斜面中腹にあり、紫金山瓦窯岸部瓦窯とも称し、その所在古くから知られているものである
 窯は平窯9基、登窯4基が上・下二段並び上段登窯下段平窯築かれ平窯背後沿いには排水溝設けられている。平窯全長約5メートル半地下式構造で、燃成部、焼成部ともその保存良好で、半割平瓦粘土交互に成した分〓(*1)桟道、窯壁などみるべきものがある。登窯全長約6メートル、幅約1.3メートル床面1面平瓦敷きつめ、三又脚窯具なども存在する
 ここから平安時代初期後期緑釉軒瓦出土するほか、登窯からは緑釉陶器検出され、瓦陶兼業であったことが知れる。とくに緑釉瓦焼成は、第1次焼成平窯で、施釉段階第2次焼成登窯行なっていることが明らかであるなど、施釉瓦の焼成過程がよく知られる遺跡である。また出土瓦には初期平安宮造営軒瓦に同笵と目されるものがあり、官窯性格強く初期平安宮造営における瓦供給窯としては、これまで知られる唯一の例である。
史跡名勝記念物のほかの用語一覧
史跡:  吉崎・次場遺跡  吉崎御坊跡  吉川氏城館跡  吉志部瓦窯跡  吉武高木遺跡  吉田古墳  吉田松陰幽囚の旧宅


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