各種STF
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 03:59 UTC 版)
「ステップオーバー・トーホールド・ウィズ・フェイスロック」の記事における「各種STF」の解説
元祖STF 【使用者】蝶野正洋のオリジナル技。 相手の片腕を取って首に巻きつけ、相手に自ら締めさせる。原型STFが「元祖STF」と呼ばれたこともある 原型STF 【使用者】蝶野正洋のオリジナル技。 相手の顎から右側面を左手で押さえ左側に力を加える。通常のSTFからの連携も一時期使用していた。 裏原型STF 【使用者】蝶野正洋のオリジナル技。 原型STFを体勢そのままに相手を上に体勢を入れ替える。 裏STS 【使用者】蝶野正洋のオリジナル技。 STSを体勢そのままに相手を上に体勢を入れ替える クロス式STF 【使用者】蝶野正洋のオリジナル技。 相手の両足をクロスさせてから固定し、動くことを困難にさせる。ロープエスケープが出来ないためほぼ確実にタップを取れる技である。ドーム大会などのビッグイベントでのみ繰り出す。 STS 【使用者】蝶野正洋のオリジナル技。 相手の頭部をフェースロックではなく、スリーパーホールドに捉える。 FTS 【使用者】蝶野正洋のオリジナル技。 STFを体勢そのままに相手を上に体勢を入れ替える。馳浩が繰り出した裏STFとの違いは、トーホールドが完全に決まっている状態で返している点にある。体勢を逆にするということで、技名もSTFの逆。 蝶野正洋はいくつもの派生技を生み、相手の顔面ではなく腕を取る腕極め式STFや上半身を羽根折り固めのような状態で固める羽根折り固め式STF、さらには相手の脚を交差させロープエスケープを困難にさせたクロス式STFなどが開発された。一方で他者も派生技を考案しており、1993年8月6日に新日本プロレスで開催された「G1 CLIMAX」準決勝で馳浩が繰り出した通常のSTFを裏返しにしたような形で相手の首を絞める裏STFに蝶野が敗れている。 セッド・ジニアスも多数のバリエーションを持っており、相手の上半身をフルネルソンやハーフネルソンに捕らえたり、サソリ固めからステップオーバーして相手の両脚をフックして動けなくさせるバリエーションも披露。 また、2004年12月8日には蝶野がキックボクシングジム「TARGET」巣鴨本部で会長の伊藤隆と行った公開練習でSTFの体勢から、そのまま仰向けに相手を、ひっくり返す裏STF「FTS」を発表して、これがある時点で最新のSTFバージョンとなっている。このFTSは脚を極めているかいないかの違いで馳の裏STFとは微妙に異なっており、馳考案の裏STFは脚を完全に固定していない(両脚で相手の脚を固定しているのみ)のに対してFTSは相手の脚を固定した上で完全に極めている状態である。
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