各地の地理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 04:47 UTC 版)
南佐古一番町 地域にある臨済宗妙心寺派・臨江寺は、蜂須賀家政妹、宝珠院の菩提寺で、境内にあった大松は阿波狸合戦で有名な「臨江寺のお松つぁん」である。南佐古では手間取ることを「オマツサンのこしらえで夜が明ける」といわれるが、これはお松狸が化粧をするのに長い時間をかけたとの伝えから起こった。 南佐古二番町 真言宗大覚寺派末寺で、万治年間開墓の立正寺、若宮神社がある。 南佐古三番町 眉山山麓には「佐古のお諏訪さん」として親しまれ、ツツジの名所としても知られる諏訪神社と阿波秩父観音霊場31番札所、徳島七福神霊場・寿老人の清水寺がある。 南佐古四番町 南は万年山墓所(徳島藩主蜂須賀家墓所)で限られる。万年山の中腹はお墓山と呼ばれ、8代徳島藩主蜂須賀宗鎮以後の歴代藩主(9代藩主蜂須賀至央を除く)とその一族の墓がある。佐古小学校西側の道路を俗に古馬場と呼んでいるが、これは椎宮八幡神社が万年山の山脚にあったためである。 南佐古五番町 徳島市営南佐古団地があり、辺りは閑静な住宅街となっている。 南佐古六番町 1924年に現在の南佐古六番町の三谷に徳島市上水道浄水場が建設された際、縄文時代の集落遺跡が発見された。工事現場から独木船・石器・土器などが出土した。大安寺は臨済宗妙心寺派末寺で徳島藩祖・蜂須賀家政の顧問僧であった泰雲が開山した寺院で蜂須賀家菩提寺のひとつ。境内には名泉菩薩泉があり、藩主のお茶の水として愛用された。 南佐古七番町 ツツジの名所で知られる椎宮八幡神社があり、1847年(弘化4年)に鳥居が建設されたが、第二次世界大戦後の国道192号拡幅のため取り壊された。境内には眉山湧水群の青龍水・雲龍水があり、とくしま水紀行50選、とくしま市民遺産に選定されている。
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