各国における類似思想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 06:00 UTC 版)
「韓国の民族主義」の記事における「各国における類似思想」の解説
韓民族優越主義と類似したエスノセントリズムとされる例として、中国(漢民族)の中華思想や、日本の民族主義たる国家神道や八紘一宇、その中華思想を模して周辺民族を蛮族視したベトナム(キン族)などがある。 日本においては古代には畿内の側から関東・東北地方を「東夷」とし蛮地とみなす風習があった。しかし、奈良・平安時代に東北地方への入植・開拓が進むにつれ東北の人間集団の同化が進み、さらに平安後期には関東武士が台頭して、ついには東国の武士勢力が全国を掌握し武家政権(鎌倉幕府)を開くに至って東西の力関係の逆転が生じ、「あづまえびす」というような言葉は残ったものの、畿内からの一方的な東国蔑視はほぼ過去のものとなった。 自民族中心主義は世界の多くの民族に程度の差はあれ見られる傾向であるが、韓国は倭国(ないし近代日本)や中国文明、あるいは蒙古というその時期時期における有力な文化圏に対し従属的な立場に甘んじてきた歴史が長く、現在も中国・日本の圧倒的な影響力の間で独自性を主張する必要に迫られているという経緯から、中国・日本・ベトナムの民族主義とも似た面もあるが、より極端なものになっている。
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