台湾への輸出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 22:40 UTC 版)
「JR九州885系電車」の記事における「台湾への輸出」の解説
台湾高速鉄道(台湾新幹線)の建設予定がない東部幹線の速達化をはかるため、2004年に中華民国台湾鉄路管理局(台鉄)は丸紅を通して日立製作所に885系の同等車(TEMU1000型)8両編成6本(48両)を発注した。2006年に3本が納車され、2007年に残り3本が納車された。さらに48両発注する計画があったが、コスト合意できないなど理由で2009年に計画中止になった。これにより、台北駅 - 花蓮駅間は従来より30分程度短縮され、2時間以内とされた。運賃設定は「自強号」と同一である。 発注の目的は速達化のみならず、プッシュプル型「自強号」(E1000型)において韓国(現代精工業、現在のロテム)製客車が故障などの不具合が多く遅延や運休を生じているため、その入れ替えの目的もある。 2006年1月17日、台鉄の公募により、列車の愛称は花蓮近郊の太魯閣国家公園にちなんだ「太魯閣号(タロコ号)」に決定した。 2014年12月28日、政府交通部は当形式2編成16両を追加発注することを決定し、2016年より投入された。
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