台湾への進出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 14:13 UTC 版)
「第68旅団 (日本軍)」の記事における「台湾への進出」の解説
6月23日に編成を終えた第68旅団は、当初サイパン島奪回作戦への使用を想定されており、早速25日に釜山に到着した。しかし翌26日、旅団は一転して台湾軍に所属することになり、ぶらじる丸・宇品丸・杭州丸の3隻の輸送船に分乗し、7月上旬から逐次釜山を出港。門司、桜島、那覇を経由して、27日に台湾・基隆港に到着した。その後、10月末までの約3か月間、旅団は新竹市周辺に駐留し、厳しい訓練を重ねた。捷号作戦に際して、旅団は島外に出撃し、海上機動による反撃を行うことが想定されており、乗船・達着上陸・海岸付近での戦闘や夜間戦闘の訓練が繰り返された。 また、10月20日に旅団の改編が行われた。その結果、在台湾の第50師団、第66師団等から約600名の将兵が旅団に転入し、歩兵第126連隊に第3大隊が新設された。また、旅団砲兵隊に1個大隊が追加され、第1大隊(野砲1個中隊、十榴2個中隊)、第2大隊(十榴3個中隊)の2個大隊編制となった。
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