友ヶ島灯台

- 所在地:
- 和歌山県和歌山市
- 点灯年月日:
- 明治5年6月25日
- 塗色:
- 白色
- 構造:
- 円形・石造
- 光り方:
- 単閃赤白互光
毎10秒に赤1閃光白1閃光 - 光りの強さ:
- 赤 240,000cd
白 230,000cd - 光りが届く距離:
- 20.5海里
- 構造物の高さ:
- 12.20m
- 海面から光りまでの高さ:
- 60.00m
- レンズ:
- LB-90型
- 電源:
- 自家発電(発動発電機)
灯塔の石材は,花崗石の切石積であり,設計者は,R・H・ブラントンである。
慶応3年(1867年)4月,幕府と英国公使は兵庫開港(同年12月)に備えて大阪約定(大阪条約)を結んだ。この時の5灯台のひとつ。建設時の灯台は,今の灯台よりもう少し海側にあったが,明治23年に陸軍がここに第一砲台を築設するために,東へ25m移転させられている。
友ヶ島灯台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 01:24 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動友ヶ島灯台 | |
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航路標識番号 [国際標識番号] |
3501 [M5960] |
位置 | 北緯34度16分51秒 東経135度0分1秒座標: 北緯34度16分51秒 東経135度0分1秒 |
所在地 | 和歌山県和歌山市 加太友ヶ島灯台下 |
塗色・構造 | 白色・塔形石造 |
レンズ | LU-M型灯器[1] |
灯質 | 単閃白赤互光 毎10秒に白1閃光赤1閃光 |
実効光度 | 白光:230,000 cd[1] 赤光:240,000 cd |
光達距離 | 20.5海里(約38km) |
塔高 | 12.2 m (地上 - 塔頂) |
灯火標高 | 60 m (平均海面 - 灯火) |
初点灯 | 1872年(明治5年)8月1日 |
管轄 | 海上保安庁 第五管区海上保安本部 和歌山海上保安部 |
友ヶ島灯台(ともがしまとうだい)は、和歌山県和歌山市加太沖の紀淡海峡上にある群島「友ヶ島」の沖ノ島にある灯台である。
概要
友ヶ島灯台は、明治初期の大坂条約によって建設された5基の洋式灯台の一つで、日本で8番目に竣工した西洋式灯台、そして歴史的文化財的価値が高いAランクの保存灯台である。建設当時はイギリス製の3等不動レンズ、石油3重芯ランプを使用していた[1]。平成20年、経済産業省から「近代産業遺産群 続33」の認定を受けている[2]。周辺は瀬戸内海国立公園に指定されている。
歴史
- 1870年(明治3年)5月 - 英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンにより着工
- 1872年8月1日(明治5年6月27日) - 竣工し初点灯された
- 1890年(明治23年)8月 - 由良要塞第一砲台建設のため、東に25m移設される[1][3][4]
- 1890年(明治23年)8月5日 - 移設後の灯台で再点灯する。
- 1952年(昭和27年)4月 - 自家発電方式に変わる
- 1958年(昭和33年)4月 - 無人化される
- 1980年(昭和55年)8月 - 改築される
- 2002年(平成14年)9月15日 - LU-M型灯器に入替[1]
脚注
- ^ a b c d e “「友ケ島灯台」の一般公開について/友ケ島灯台の紹介/【灯台と砲台】 (PDF)”. 和歌山海上保安部. 2015年8月22日閲覧。
- ^ “近代化産業遺産群 続33 (PDF)”. 平成20年度 経済産業省. 2015年8月22日閲覧。
- ^ “みどころ紀州路・友ヶ島灯台”. 特定非営利活動法人 市民の力わかやま. 2015年8月22日閲覧。
- ^ “国の登録有形文化財に 友ケ島灯台と旧中川家住宅”. 紀伊民報. 2015年8月22日閲覧。
関連項目
- 地ノ島灯台
- 保存灯台
- リチャード・ヘンリー・ブラントン
- 瀬戸内海国立公園
- 東経135度線
外部リンク
固有名詞の分類
- 友ヶ島燈台のページへのリンク