原発事故による避難者の支援
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 04:23 UTC 版)
「高速道路無料化」の記事における「原発事故による避難者の支援」の解説
実施期間 2012年4月1日から2018年3月31日まで<終了> 対象車 福島第一原子力発電所事故による警戒区域等から避難している人が乗車する車両(ETC車を除く)で、指定ICを入口または出口とするもの。 2012年4月28日から、居住地が特定避難勧奨地点の設定を受けた人も対象者になる。 南相馬IC-相馬IC間については2014年12月6日の相馬IC-山元IC間開通まで全車両が無料措置となっていた。南相馬ICと相馬ICは2012年4月8日に開通、同日から対象ICとなり、浪江ICと新地ICも2014年12月6日に開通、同日から対象ICとなった。 指定ICは次のとおり。2012年4月28日、仮移転している町村役場の最寄りICも追加された。東北自動車道 - 郡山南IC、郡山IC、本宮IC、二本松IC、福島西IC、福島飯坂IC、国見IC 磐越自動車道 - いわき三和IC、小野IC、船引三春IC、郡山東IC、会津若松IC 常磐自動車道 - いわき湯本IC、いわき中央IC、いわき四倉IC、広野IC、常磐富岡IC、浪江IC、南相馬IC、相馬IC、新地IC、山元IC 福島県双葉郡双葉町からの避難者に限り、2012年4月28日から上記に加え加須IC(東北道)と桜土浦IC(常磐道)も対象になっている。 必要となる書面(コピー不可) 警戒区域等に生活の本拠があったことを証明する公的書面(または特定避難勧奨地点の設定を受けたことを証する公的書面)と本人確認書面。 無料になる区間 指定ICを入口とする場合は、そのICから通行券が回収されるところまで。出口とする場合は、通行券が発券されたところからそのICまで。本四道路の本線料金所を通過する場合、本四道路の料金は有料になる。 通行方法 ETC無線通行はできない(入口料金所のみ無線通行も不可)。よって、スマートインターチェンジは利用できない。 入口料金所では一般レーンまたは混在レーンで一旦停止し、通行券をとる。ETC車載器のある車で混在レーンを通行する場合、ETCカードを車載器から抜いておく必要がある。 出口料金所では、一般レーンまたは混在レーンで係員に通行券を提出し、上記書面を提示する。自動精算機が設置されたレーンの場合は、係員呼び出しボタンまたはレバーで係員を呼び出す。 対象区間外に位置する均一区間料金を合併収受する料金所では、均一区間の料金を支払う必要がある。また、本四道路の本線料金所では、係員に本措置の適用を受ける旨を申告し、本四道路の料金を支払う。 これらの料金所においてETC車載器のある車でETCカードで精算する場合には、ETC割引が適用される。
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