卒業後の継続教育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 05:08 UTC 版)
「海軍兵学校 (ギリシャ)」の記事における「卒業後の継続教育」の解説
士官学校は、すべての学年とコース(学問と実技)を無事に終了すれば卒業となる。卒業後、すべての海軍士官はギリシャ海軍艦隊の戦闘部隊に配属される。卒業式では、伝統に従って、新任の海軍士官から3年生の士官候補生に海軍兵学校の旗が手渡される。任官から間もない士官は、戦闘艦への乗船や専門学校(実施学校)に通う。 具体的には、次のような教育が行われる。 卒業後直ちに4から6ヶ月間の実施学校に入学し、理論的・実践的な訓練を受け、配属された戦艦のシステム・装備や士官としての任務について学ぶ。また、潜水艦、ヘリコプター、海上哨戒機、水中爆破(特殊部隊)なども、それぞれの訓練校で訓練を受けた後、最初の段階で配属されることもある。 さらに、中尉に昇格すると、9から11カ月の訓練段階を経る。そこでは、海軍のさまざまな専門部署が実施する訓練を受ける。選択した学科(または海軍の必要性に応じて任命された学科)により、砲術、航海術、通信、電子工学のいずれかの科目の専門課程を履修する。 中士官は、海軍参謀学校(Navy Staff Officers School)と海軍大学校(Naval War School)にそれぞれ3、4ヶ月間通い、参謀の学位を取得する。その後、ギリシャ海軍の各部署で幕僚として勤務することができる。 中尉や大尉になると、海外(欧米)の海軍大学院、MIT、ミシガン大学などで教育を受け、電子工学、兵器システム、コンピューター、オペレーション・リサーチ、海洋建築などの分野でさらに専門性を高めることができる。
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