千羽鶴【センバヅル】(観賞樹)
登録番号 | 第5961号 | |
登録年月日 | 1997年 12月 8日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | 千羽鶴 よみ:センバヅル | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 12月 11日 | |
品種登録者の名称 | 黒相惇 | |
品種登録者の住所 | 千葉県山武郡山武町森1102番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 黒相惇 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「長寿宝×華宝」に「長寿宝×山の光」を交配して選抜,育成されたものであり,花は一重咲きで淡黄緑に鮮紫ピンクの絞りが少し入る鉢植え向きのサツキ系品種である。 樹姿枝張りは広株立状,樹高は低木性,主枝の粗密は中である。春葉の全体の形は狭倒披針形,先端の形は鈍頭,葉脚は鋭脚,葉身長は短,最大幅は狭,春葉の表面の色は緑,斑入りは無,表面の光沢は弱,表面の毛じの色は褐である。花の向き姿勢はやや直立,つぼみの形は尖頭楕円,花形基準は開いた漏斗形,花のタイプはシングル,花冠の切れ込みは深い,花冠上半及び下半の形は狭倒披針形,花冠裂片の先端の形は狭く尖る,重なり合いは離れている,縁の波形状は無又は微,花の直径はやや小,切開いた最大幅は狭,縦幅は短である。花色の発現は二色型,絞り模様は少,底白,白覆輪及び濃淡模様は無,内側の主色は淡黄緑(JHS カラーチャート3102)で,副色は鮮紫ピンク(同9705),花喉部のブロッチは認識できる,形は小点の集合,色は黄緑である。雄ずいの型は花弁化しない,長さの花冠との比較は出る,花糸の色は白,やくの色は黄,雌ずいの型は花弁化しない,長さの雄ずいとの比較は長い,花柱の色は白,柱頭は黄,がくの有無は有である。葉の持続性は常緑,開花期の早晩は中,四季咲性は無である。 「長寿宝」と比較して,花形の基準が開いた漏斗状であること,花の内側の主色が淡黄緑であること,雄ずいの花糸の色が白であること,「玉童」と比較して,花の内側の主色が淡黄緑であること,雄ずいの花糸の色が白であることで,「八咫の鏡」と比較して,花形の基準が開いた漏斗状であること,花の内側の主色が淡黄緑であること,雄ずいの花糸の色が白であること,雌ずいの長さが雄ずいより長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和58年に出願者の農場(千葉県山武郡山武町)において,「長寿宝」に「華宝」を交配して得た個体に,「長寿宝」に「山の光」を交配して得た個体を交配し,得られた実生の中から選抜して試作し,諸特性が安定していることを確認して平成5年に育成を完了したものである。 |
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