北陸新幹線建設計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 21:16 UTC 版)
北陸新幹線の建設計画において、敦賀市内のルートについて、予定ルート上に同湿地が存在していることが明らかとなった。環境アセスメントの結果によって、民家を避けるようルート設定が行われたためであるとされ、専門家からは、中池見湿地に生息する多数のヘイケボタルへの影響をはじめとして、環境への悪影響が懸念されている。 2015年3月15日、北陸新幹線金沢−敦賀間を建設している鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、同湿地を通過する国の認可ルートを変更することを明らかにした。 2016年3月28日、公益財団法人 日本自然保護協会等は、「ラムサール条約湿地 「中池見湿地 」を通過する 北陸新幹線建設 工事において、ラムサール条約の決議を 遵守すること求める 要望書」を機構に提出した。その概要は以下の通り。 ラムサール条約の決議X .17.17 に則った「環境管理計画」を中池見湿地の自然に精通している市民・NGO等を含む専門家の意見を反映させて作成すること。 モニタリング調査の結果や環境配慮等の事業評価について、独立に検証する評価委員会を設置すること。 モニタリング調査の結果や評価委員会の会議等は、中池見湿地の保全に関わる関係者および市民が入手・利用可能となるよう随時公開すること。 工事において 予期せぬ事態や事故に備えて緊急時計画を策定すること。
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