北陸新幹線「白山駅」設置構想
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「加賀笠間駅」の記事における「北陸新幹線「白山駅」設置構想」の解説
白山駅(はくさんえき)は、石川県白山市が北陸新幹線金沢駅 - 小松駅(事業中)間に設置を要請していた北陸新幹線の鉄道駅である。駅名は仮称である。当初白山総合車両所に在来線新駅と新幹線乗降場、後に当駅の周辺に新幹線新駅を設置する構想を立てていた。隣の松任駅に特急が毎日上下合わせて14本停車しているが、この構想が実現すれば白山市において特急列車の停車がなくなることの代替措置となり、大都市との速達性の低下を避けるとともに、新たな観光ルートも創設し得る、と白山市は説明していた。内閣総理大臣を務めた森喜朗が長きに渡りこの構想を提唱し、周辺地域では「目指せ!白山駅」などといった広告が多く出ていた。これに対し2016年11月、JR西日本は採算面などから新駅設置に難色を示し、2017年3月14日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)は新駅設置見送りを決定した。これを受け同年4月、地元自治体他による「北陸新幹線(仮称)白山駅建設期成同盟会」(会長は白山市長の山田憲昭、当時)は設置断念を表明。同年5月末をもって解散した。各民間団体も新駅誘致運動を終了している。
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