北芝健による著述
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:16 UTC 版)
「スマイリーキクチ中傷被害事件」の記事における「北芝健による著述」の解説
キクチへのネット上の誹謗中傷が激化する一因として、元警視庁刑事としてテレビコメンテーターなどとして活動していた北芝健が2005年に出版した著書『治安崩壊』にある記述にもあった。実際、この著書には殺人事件の犯人像に関する以下のような記述があった。 少年グループの一人は刑期を終えた後、2004年7月、再び、恐喝事件を起こして逮捕された。 もちろん社会に出てきたのはこの一人だけではない。一足早く出てきた別の男は、お笑い系のコンビを組んで芸能界でデビューしたという。 なお、北芝の著書では情報源が全く明記されず、「お笑い系のコンビを組んで芸能界でデビューした犯人」について実名などの個人を特定する詳細なプロフィールは書かれなかったが、芸能界デビュー時にコンビを組んでいたキクチにも当てはまる内容だったため、ネット上では殺人事件関与説の根拠とされてネット上でのキクチへの中傷が過熱し、殺人事件関与説を信じた視聴者から業界関係者への抗議が増える一因にもなった。 2008年4月4日に『治安崩壊』を読んだキクチは、中傷犯たちが殺人事件関与説を本気にして、「どうにかして殺人犯、強姦犯の共犯者に仕立て上げたい」・「犯行に異常な興味を抱いている」と思い至り、犯人たちが姿を現さないことにも更に強いストレスを感じるようになった。また、殺害予告投稿がエスカレートしていた時期には、秋葉原無差別殺傷事件の影響もあって、実際に襲撃されることを懸念し、仕事仲間や知人と酒を飲むなどの付き合いを減らし、仕事が終わればすぐに帰宅したり、恋人と頻繁に連絡を取り合って一緒に帰宅したりするなど、なるべく身辺の安全を確認するようになった。
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