加盟国ごとの議席配分数の改定
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「2009年欧州議会議員選挙」の記事における「加盟国ごとの議席配分数の改定」の解説
前回の選挙で加盟国にはニース条約の規程に基づいて定められた議席数が配分されていた。その後、ブルガリアとルーマニアが議会の任期途中で加盟し、これを受けて欧州議会の定数が一時的に785にまで増加した。今回の選挙ではニース条約の規定に従い、49議席が削減された。 加盟各国の政府はこの選挙にあたって、欧州議会にかんする規定の変更を含むリスボン条約の批准・発効を目指していた。ところがアイルランドにおいて国民投票で批准が拒否されたために発効のための手続きが停滞することとなった。リスボン条約の規定では、欧州議会の定数が751とされているため、各国への配分議席数も違うものとなるはずであった。またリスボン条約が発効すれば、2014年までを移行期間とする暫定措置として定数が754とされ、一部の国では議席が加増されることになっている。 リスボン条約発効による議員定数の増加に備えて、今回の選挙では18人の「予定議員」を選出している。これらの「予定議員」は欧州議会においてオブザーバとして出席するが、正式な議員と同額の議員歳費を受け取ることができる。オブザーバはリスボン条約が発効すれば正式な議員となる。またオブザーバを正式な議員とするには欧州理事会の決定が必要である。 国2007年2009年増減 ドイツ99 99 0 チェコ24 22 -2 スロバキア14 13 -1 フランス78 72 -6 ギリシャ24 22 -2 アイルランド13 12 -1 イタリア78 72 -6 ハンガリー24 22 -2 リトアニア13 12 -1 イギリス78 72 -6 ポルトガル24 22 -2 ラトビア9 8 -1 スペイン54 50 -4 スウェーデン19 18 -1 スロベニア7 7 0 ポーランド54 50 -4 オーストリア18 17 -1 キプロス6 6 0 ルーマニア35 33 -2 ブルガリア18 17 -1 エストニア6 6 0 オランダ27 25 -2 フィンランド14 13 -1 ルクセンブルク6 6 0 ベルギー24 22 -2 デンマーク14 13 -1 マルタ5 5 0 合計:785736-49^ ジブラルタルを含む。そのほかの海外領土や王室属領は含まない。 イタリック体で表示されている国では、国内で複数の選挙区を設定している。
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