劇場版第2作目に登場
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「クロウカード」の記事における「劇場版第2作目に登場」の解説
ナッシング(THE NOTHING)「無」 声 - 坂本真綾 アニメ版では、さくらが真に最後に封印したカード。ウェーブの長髪に、頭と服が羽をあしらった少女の姿をしている。長年たった一人でいたため、極度の寂しがり屋。 クロウ・リードが、プラスの力を持つ52枚のクロウカードとのバランスを保つ為に作り出したマイナスの力を持つカードであり、元々はクロウ・リードの屋敷の下に封印されていたが、屋敷が取り壊され、さらに他のクロウカードが全てさくらカードに変わったために封印が解けてしまった。クロウの屋敷跡地に建てられた遊園地の時計塔を根城にしていた。このカードの存在はカードの守護者であるケルベロスや月も知らなかった。 「無のカード」の名の通り、能力はあらゆる物を黒い球体に閉じ込めて消し去ることであり、さくらカードを奪う(彼女にとっては「お友達を取り戻す」)ために、友枝町(最初はポストや橋など小規模だったが、終盤では、なでしこ祭で賑わう商店街や人々を一気に消し去っている)を消して威力を増し、次々にカードを奪った。この絶大なマイナスの力の前には、52枚のカード達も、ケルベロスや月の力も一切通じず、無に帰してしまう。また、さくらにこのカードのことを知らせていたエリオルにも気付き、エリオル(クロウ)直々の魔力をも打ち破って電話線を消し去っている。だが、通じないのはクロウの魔力で作り出された物だけであり、それ以外の魔力は完全には無効化出来ず、故に、小狼の魔力による攻撃は多少なりとも効果があった。 ついに全てのカードを奪うが、強引な手段を使ってでも友達を手に入れようとしたことでさくらにそのやり方や考えに関する愚かさや間違いを指摘され、それに応答するようにカード達も彼女から離れ、泣き崩れてしまう。そんな彼女を見て、さくらは温かく迎え入れ、封印することに成功する。 しかしその直後、彼女の封印の代価として、その時に最も魔力の強いもの(=さくらが魔力をたくさん使ってしまい残りが少なかったため小狼が選ばれた)の一番大事にしている思い(小狼のさくらを想う心)を消されそうになる。 ホープ(THE HOPE)「希望」(= ナッシング(THE NOTHING)「無」+ 名前のないカード) 声 - 坂本真綾、丹下桜 無のカードの封印直後にカード封印の代償で、小狼のさくらへの想いが消されそうになって、さくらが彼の名を叫んだ瞬間、名前のないカードの光が小狼に当たり、上記の2枚が1つとなって生まれたカード。 小狼の心が消滅したと思ったさくらに「泣かないで、大丈夫よ」と言い聞かせながら、彼女の手におさまっていった。そして、その言葉通り、小狼の想いは消されることなく、消滅した町や人々も再生した。 このカードがどのような能力を持っているのかは、明かされていない。このカードの絵柄のみが、アニメ版のカードでは星のあしらいがある。
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