創業から解散
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/19 09:35 UTC 版)
第二次世界大戦以前は配達用三輪バイクを製造していたボゼッリ兄弟は、戦後本格的なオートバイ生産に着手した。1950年代にはロードレース世界選手権で同社のマシンが活躍を見せ、延べ6人のチャンピオンを輩出した。FBモンディアルは、試作段階に止まりこそしたがドゥカティよりも早くデスモドロミック式バルブ機構を開発するなど高い技術力を誇ったが、1957年シーズン終了後にはジレラやモト・グッチなど他のイタリア系メーカーともども販売不振やコスト増大が問題となり、レースからの撤退を決断した。しかし、当時の高い技術力は世界が認めるもので、1957年、本田宗一郎は世界で戦う競争力を得るため、イタリア貴族を通じて125ccや250ccクラスでタイトルを獲得しながら同年をもって世界選手権からの撤退を決めていたFBモンディアルのレースバイクを譲り受け、これを研究、テストを重ねた逸話も残っている。このオートバイは現在、ホンダのツインリンクもてぎにあるコレクションホールに展示されている。 その後1979年に会社は一度解散する。
※この「創業から解散」の解説は、「FBモンディアル」の解説の一部です。
「創業から解散」を含む「FBモンディアル」の記事については、「FBモンディアル」の概要を参照ください。
- 創業から解散のページへのリンク