副大統領候補指名獲得レース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 05:51 UTC 版)
「キャスリーン・セベリウス」の記事における「副大統領候補指名獲得レース」の解説
2008年アメリカ合衆国大統領選挙の際も同様の憶測が飛び交い、同年6月にバラク・オバマ(現大統領)が大統領候補指名を獲得した後には、引き続き指名獲得レースが続いていた副大統領候補について、有力な候補者の1人と考えられた。またワシントン・ポスト紙は、セベリウスを「2008年大統領選挙において、民主党の指名を獲得する見込みが最も高い人物」と報じた。その他にも、ビル・クリントン元大統領に仕えた政治コンサルタント・評論家のジェームズ・カーヴィルや保守派のコラムニスト ボブ・ノヴァクが有力な副大統領候補の1人としてセベリウスの名前を挙げ、ウェズリー・クラーク(英語版)退役陸軍大将も有力な候補と考えられていた指名獲得レースの中で、セベリウスのことを「次の合衆国副大統領」とまで呼ぶなど、彼女が最有力候補であるとの考えを示した。8月中旬には、政治関係の業務を手がける広告代理店トリブル・アド・エージェンシー(Tribble Ad Agency)のが出したレポートをきっかけに、セベリウスが副大統領候補に指名されるとの観測が強まった。2008年8月18日(現地時間)に出されたこのレポートには、オバマ選対本部が大手ドメインレジストラの“GoDaddy”を通じて“ObamaSebelius.COM”というドメインを取得しているという内容のことが記されており、このレポートの表題も「バラク・オバマはキャスリーン・セベリウスを副大統領候補に選択」という断定的な表現が使われているなど、セベリウス当確の印象を与えるものであった。しかし、この直後8月23日深夜(現地時間)に、AP通信が「副大統領候補は最終的にジョセフ・バイデン上院議員(当時,現副大統領)に決定。」と報道し、実際この報道の通りバイデンが副大統領候補に選ばれた。
※この「副大統領候補指名獲得レース」の解説は、「キャスリーン・セベリウス」の解説の一部です。
「副大統領候補指名獲得レース」を含む「キャスリーン・セベリウス」の記事については、「キャスリーン・セベリウス」の概要を参照ください。
- 副大統領候補指名獲得レースのページへのリンク