前提法令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 08:10 UTC 版)
日本において賭博は刑法で賭博及び富くじに関する罪として禁じられており、特別法で認められた公営ギャンブルなどを除けば金銭を賭けた賭け事を実施することはできない。 パチンコについては特に風俗営業法第23条(1984年8月の風俗営業法改正で制定)により遊技場営業者に以下のことを禁止させている。 現金又は有価証券を賞品として提供すること 客に提供した賞品を買い取ること(いわゆる「自社買い」) 遊技の用に供する遊技球等を客に営業所外に持ち出させること 遊技球等を客のために保管したことを表示する書面を客に発行すること 1.または2.に違反した営業者は6か月以下の懲役もしくは100万円以下の罰金、3.または4.に違反した営業者は1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金の刑事罰をそれぞれ規定している。また違反して「著しく善良の風俗若しくは清浄な風俗環境を害した」とされた場合は、営業者に対して営業許可取り消しまたは6か月以内の営業停止命令のペナルティを課すことが風俗営業法第26条で規定されている。また1984年以前から地方自治体の風俗営業法条例では「遊技場営業者が客に提供した賞品を買い取らせること」を禁止し、違反者に刑事罰を規定している例がある。 そのためパチンコでは出玉(4円以下)を現金ではなく景品(9600円に消費税額を加えた分以下)と交換しなければならない。
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