刺?須弥山日月図九条袈裟〈屏風仕立/〉
主名称: | 刺?須弥山日月図九条袈裟〈屏風仕立/〉 |
指定番号: | 2240 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1968.04.25(昭和43.04.25) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 一隻 |
時代区分: | 南宋 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | これは袈裟着用の功徳を刺繍で図絵した珍らしい遺品である。この中には三つの説法が挿入されている。すなわち条葉三か所に刺繍された文字は賢愚経【けんぐきよう】から引用された賢誓獅子の説話で、金色の獅子が袈裟を着用した猟人の毒箭【どくや】に射られ、死にのぞんで三語の偈【げ】を述べた場面。これを奢摩仙人が大王の前で釈明し、剃頭して袈裟を着用すればさまざまな功徳があると述べるところ。竜の図は袈裟の一片を身につけることで竜の子が金翅鳥【きんしちよう】に食われる難をまぬがれる話。金翅鳥の図は、人の死後に営まれる七々日の法事の供物を戴くことによって金翅鳥の子が阿修羅に食われる難をまぬがれた話。 この袈裟に施された刺繍には平繍、返繍、纒繍、相良繍、鎖繍など各種の技法を用い、また色調にも落着きがある。南宋から元にわたるものと考えられ、寺伝によると重源【ちょうげん】(一一二一~一二〇六)が宋から持ら帰り法然【ほうねん】に献呈したものと言われる。 |
重要文化財のほかの用語一覧
工芸品: | 初音蒔絵火取母 刺?獅子吼文大法被 刺?阿弥陀三尊来迎図額 刺?須弥山日月図九条袈裟 刺繍不動明王二童子像掛幅 刺繍不動明王二童子像掛幅 刺繍普賢十羅刹女図額 |
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