出井家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 05:58 UTC 版)
桜テツの幼なじみの兄妹。 出井富良兎(イデイ フラト) テツと同じクラスに通う少女。制服姿は他の女子生徒と異なりベレー帽をかぶっている。3600ページを超える「サクラテツ日記」を毎日書き続けている桜テツのストーカーでもある。大富豪の令嬢で、変わらないふつうの日々を退屈に感じていた。幼い頃から非日常的な存在であるテツに興味を持ち、テツが友人の栗斗から彼女に好かれてるのではないかと問われた際に「そんな甘っちょろいものではない」と語るほどに徹底して調査・観察することをライフワークにしている。そのため、桜家を狙う侵略者達に積極的に戦うことを促すなど、しばしばテツに問題が降り掛かるように仕向ける一方、侵略者に対抗する為の道具を提供する等、テツに助力をすることもある。自宅ではキノコの栽培やプラスチック爆薬の製作を行なう。学校では陸上部に所属。紀世能のことは「お兄ちゃん」と呼んでいる。なお、彼女の記録する本の装丁は最後になって表紙に飾り枠がつけられた。 出井 紀世能(イデイ キセノ) 富良兎の双子の兄で出井家の次期頭首。「魔性の美少年」と言われている。その姿を間近で見た者は、老若男女はおろか種の壁も問わず心を奪われてしまい、中近東に留学していたころは「全てに愛される男」と呼ばれていた。テツのことを「テッちゃん」と呼び、小さい頃から富良兎と同様にテツに攻撃をしかけるが、その目的は妹とは正反対で「好きな人が滅びようとするその一瞬の美」のためである。留学先からの帰国時に、テツに直接ではなく久散から侵略を開始する方法を取った。足で調査する富良兎と違い、盗撮カメラを使うことを厭わない。
※この「出井家」の解説は、「サクラテツ対話篇」の解説の一部です。
「出井家」を含む「サクラテツ対話篇」の記事については、「サクラテツ対話篇」の概要を参照ください。
- 出井家のページへのリンク