再開発問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 02:39 UTC 版)
契約切れの際には、今後の利用法は未定と報じられていたが、2007年(平成19年)夏、ここに地上3階地下3階(6層構造)のマンションを建設する計画が明らかとなった。計画されたマンションは三菱地所によるものであった。これに対して、羽澤ガーデンの邸宅には文化的価値があり、また庭園の緑による景観は保全される必要があるとした近隣住民らは同年10月、渋谷区に開発許可の取り消しを求める行政訴訟を行った。さらに、東京都に対しても建築確認を認めないよう訴訟が起こされた。 また、詩人・大岡信や東京藝術大学名誉教授・前野まさるら文化人は翌年10月に『羽澤ガーデンの文化財と景観を守る会』を結成、文部科学大臣(当時)川端達夫と面会してガーデンの重要文化財指定を求めたり、ガーデンの魅力を伝えるイベントを開催するなどした。同会の発起人には他に、文学界から辻井喬、半藤一利、加賀乙彦、黒井千次、三田誠広、道浦母都子、芸術界から佐野ぬい、佐藤一郎、建築会から西村幸夫、小嶋勝衛、法律界から園部逸夫、淡路剛久、経済学者・寺西俊一、元連合会長・鷲尾悦也、将棋観戦記者・東公平らが名を連ねている。
※この「再開発問題」の解説は、「羽澤ガーデン」の解説の一部です。
「再開発問題」を含む「羽澤ガーデン」の記事については、「羽澤ガーデン」の概要を参照ください。
- 再開発問題のページへのリンク