再改正の動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 01:48 UTC 版)
1993年、欧州柔道連盟40か国が1988年のカラー柔道着を欧州選手権に導入したことでテレビ局や広告代理店と契約できたと強調し、再度ルールの改正をIJFに提言。9月27日、カナダ・ハミルトンで行われたIJF総会でカラー柔道着導入問題は賛成52、反対92、無効2で再び否決された。 しかし、日本が「伝統と文化」を主張し反対票を取り付けた1989年とは異なり、経済格差を背景にした理由のほうが多かった。 アフリカ柔道連盟の代表は「アフリカ諸国は経済的に苦しく、ひとりで白と青の柔道着を持つ経済負担は大きい」と話した。また、インド代表の「欧州でスポンサーが付いたところでインドには何もリターンがない。追加費用が増えるだけだ」という意見には、会場から拍手が起きるほどであった。 一方、日本の代表には発言権が与えられず、「伝統」や「文化」の観点に基づく言及は一度もなかった[要出典]。一方で、鹿屋体育大学の中村勇は論文で日本の代表の全柔連が「白色は創始国日本の伝統文化に基づく」という主旨を含む反対のスピーチをしたとしている。
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