再改装・460形との統合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/17 05:34 UTC 版)
「イギリス鉄道458形電車」の記事における「再改装・460形との統合」の解説
この頃、乗客数の増加によって4連では輸送力に不足が生じてきた。そこで458形を5連に増車することにしたが、車両の新造ではなく既存車の組み換えで対応された。2012年当時、ガトウィック・エクスプレス運用から外れて保管されていた460形(車両機器は458形と同じであった)の8連(5M3T)×8編成・計64両があった。これを組み換えて5連(3M2T)×6本30両とし、余った中間付随車30両を458形30編成に1両ずつ組み込んで全36編成を5両編成化しようというものであった(先頭車4両は部品取りを兼ねた保管)。460形は前面非貫通だったが458形の貫通型前面に改装され、全車両が458形に改番・統合された。この5両編成化した458形は458/5形と呼ばれ、未改修458形は区別のために458/0形となった。 また車内も改装され、全車2等車モノクラスとなった代わりに全座席が2+2列のクロスシートとなり、立席収容人数も増えた。また最高速度も機器のオーバーヒートを防ぐために引き下げられ、120km/hとなった(もともと160km/hは路線の制限速度のためにほとんど出していなかった)。改装はドンカスターのワブテックとラフバラーのブラッシュトラクションによって行われた。 485/5形は2013年10月に引き渡され、翌年3月から営業運転に入った。2016年3月に最後の編成がサウスウエストに引き渡され、全36編成が運用に入った。 2020年現在、485/5形は主にウォータールー-レディング線とウインザー線を始めとする支線群に5両編成もしくは2本併結の10両編成で運用されている。 改装工事前の458/0形(クラパムジャンクション駅) 車内(改装後)
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