460形(460 - 463)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 09:38 UTC 版)
「皇室用客車」の記事における「460形(460 - 463)」の解説
二・三等荷物合造車で、1号編成用として1932年3月に2両(460, 461)、2号編成用として1933年3月に2両(462, 463)が、いずれも小倉工場で製造された。前位から二等室、給仕室・湯沸所、荷物室、トイレ、三等室に区分されている。定員は二等12人、三等18人で、いずれも固定式のボックスシートを備えており、荷物室の荷重は3t、自重は38.8tである。 460と461は、1960年(昭和35年)、1号御料車(3代)の落成にともなって固定編成方式に改造され、461は二等室(旧三等室)の定員が16人に減少した程度で大きな改造はなかったが、460はディーゼル発電機を搭載して編成全体の電源をまかなう電源車に改造され、大きく外観が変わった。車内は、前位から給仕室・湯沸室、荷物室、技術員室・トイレ、機械室、車掌室となり、自重は51.6tとなっている。 2号編成用だった462, 463は、長らく大船工場に放置されていたが、国鉄分割民営化直前の1986年に除籍、解体された。
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