無線操縦装置設置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 06:43 UTC 版)
「スイス国鉄Re420形電気機関車」の記事における「無線操縦装置設置」の解説
26パーミルの勾配が続くゴッタルド峠では古くから特に貨物列車は重連で牽引されていたが、スイス国鉄では新形のRe460形で貨物列車牽引用に導入した機体に対して、後補機での使用を目的に、アメリカ等で実績のある無線操縦装置を導入することとなった。この無線操縦装置は理論的には機関士が16機のRe460形を制御できるもので、1996年にRe460 096-118号機の計24機がこれを搭載して通称Ref460形と呼ばれている。このほか、Re6/6形約30機およびRe4/4II 11156-11189(除11172、11181)号機にもRef460形を制御するための送信専用の無線制御装置を搭載され、それぞれ通称Ref6/6形およびRef4/4II形とも呼ばれている。 Re460形は1999年にスイス国鉄が旅客と貨物、インフラ部門に分離した際に000-078号機が旅客会社に、079-118号機が貨物会社の所属になったが、後に全機が旅客会社の所属となったため、現在では貨物列車の牽引には使用されず、無線操縦装置も使用されていない。
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