八幡建設へ譲渡後
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事業は同年4月に鳥取市秋里の八幡建設に譲渡され「瀬戸大橋フィッシャーマンズワーフ」として再オープンした。遊覧船を含む全施設と土地を八幡建設が取得し職員・パート90人も受けついだ。八幡建設は観光・レジャー産業へは初進出であった。譲渡後から同年12月までの来場者数は45万8000人で、前年同期比12万人減であり譲渡後も来訪客の減少が止まらなかった。 2004年1月22日よりボーリングによる温泉の掘削を開始。当初は滞在型のリゾートホテルを建設する予定であったが、レーシングカート場跡地にオアシスパーク瀬戸大橋という足湯を2007年4月に建設するに留まった。 「ベゴニア海花園」という温室庭園も2006年7月にオープンした。「ベゴニア海花園」には、ベゴニアを中心に約1万株の花々が植えられ、アンデス山脈の標高3000m付近の植生が再現された。四季咲きのローズガーデンやイチゴ園も併設された。温室は3000平方メートルの広さで西日本最大級の規模であった。鹿児島県などから運んだケヤキやクスノキ、イチョウなどの大木を植樹し、築山、池を造成した庭園は、面積2万1000平方メートルの広さがあった。これらの新規観光施設開設によって年間20-40万人の入園者を見込んでいたが2007年実績で3万人に留まり、2008年11月末には双方とも閉鎖となった。 最終的には施設本館で土産物販売とレストランを営業するのみとなり、2011年11月30日に全面閉鎖された。管理者は今後跡地を更地とし、利用方法を検討したいとしている。 2015年11月現在は、建物があった場所にソーラーパネルが設置され、太陽光発電施設として利用されている。
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