光熱怪獣 キーラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 23:42 UTC 版)
「ウルトラマンの登場怪獣」の記事における「光熱怪獣 キーラ」の解説
第38話「宇宙船救助命令」に登場。 太陽系に存在する謎の惑星Q星に生息する、頑丈な皮膚に覆われた宇宙怪獣。最大の武器は複眼を閉じて光熱を蓄積した後に大きく見開いて放射する強烈な閃光で、見た者の視力を一時的に失明状態にさせるほか、人工衛星のBMヒューズが焼き切れて故障する、照射を受けた岩に爆発が起きるといったことから、熱線のような効果もあることがうかがえる。科学特捜隊がBMヒューズを回収するために訪れる前には、同じくQ星に棲む怪獣サイゴと戦っていた。パワーではサイゴには劣りながらもかなりの実力を持ち、イデ自慢の新兵器ニードルS80もまったく通用せず、ウルトラマンの八つ裂き光輪を尻尾で弾き返し、スペシウム光線も通用しない。ウルトラマンのカラータイマーが鳴り始めたと同時に逃走を図るが、ウルトラサイコキネシスによって宇宙の彼方に放り出され、爆発する。 スーツアクター:中島春雄 名前の由来は英語で「殺し屋」を意味する「キラー」から。 デザインは成田亨、造型は高山良策が担当した。モチーフについては書籍『ウルトラマン研究読本』にて小林晋一郎は口はカミキリムシで背中はフナムシ、『ウルトラTHE BACK-ウルトラマンの背中』にて河崎実はヤゴではないかとそれぞれ推測している。成田は大きな目に光を入れることで、今までの怪獣のイメージから一新を図ったことを述べている。 キーラが目をカッと見開く際の効果音として、『ウルトラQ』オープニングのブリッジ音楽が流用されている。 書籍『ウルトラマン ベストブック』(竹書房・1993年)では、岩本博士の言葉として最終話に登場するゼットンの胸の発光体はキーラの目を参考にしているとの推測を記述している。
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