保存・維持への取り組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:39 UTC 版)
太陽の塔は万博終了後に取り壊される予定であったが、撤去反対の署名運動があり、施設処理委員会(委員長・茅誠司東京大学名誉教授)が1975年1月23日に永久保存を決定。その後は老朽化の進行により維持費が増加し、その確保も難しくなっている。しかし太陽の塔はもはや大阪城や通天閣に並ぶ大阪のシンボルとなっており、維持管理に懸命の努力が払われている。 1994年には、万博開催25周年記念の目玉として、表面の汚れを落とすなどの大規模改修が行われた。資金は公園への最寄り駅となる大阪高速鉄道(現在の大阪モノレール)の万博記念公園駅西側に整備された車庫用地の売却益で賄われた。 なお、この改修の際に取り外された赤色の稲妻と緑色のコロナにあたるタイルは、2006年7月に大阪城公園で開催のイベントでストラップとして限定販売。2007年10月にも万博公園の中にある鉄鋼館で開催のイベントで限定で販売された。 2007年からは、40周年事業の一環として、再び内部・外部の改修・補強が行われた。 2016年10月から内部の再公開に向けた耐震補強・内部復元工事が実施。 2018年3月に竣工。 2018年3月19日より再公開。再公開後は入場が有料になる。
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