保存・収集活動
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バージニアン鉄道の精神が残っていることを示すように、保存活動家がサフォークやロアノークにあったバージニアン鉄道の旅客駅の保存を行った。サフォークの旅客駅はかつてシーボード鉄道の駅としても機能しており、修復されて博物館として使用されている。同様の計画が全米鉄道歴史協会 (National Railway Historical Society) のロアノークの支部によってロアノークの旅客駅について進行中である。ウェストバージニア州に残存する唯一のバージニアン鉄道の駅である、オーク・ヒル (Oak Hill) のオーク・ヒル車両基地も全米鉄道歴史協会の支部によって修復されている。 バージニアン鉄道の機関車のうち3両と多くのカブース、その他の車両が保存されている。蒸気機関車1両と電気機関車1両が綺麗に修復されており、ロアノークのバージニア交通博物館 (Virginia Museum of Transportation) で展示されている。 2002年10月、ウェストバージニア州の洪水で破壊されていたミュレンズのカブース博物館がファンによって復旧された。この費用は自作の模型の販売や寄付によって賄われた。 2003年5月、扇形庫と転車台跡の歴史的解釈をした建設中の公園を含む、新しい博物館が建設されるビクトリアにおいて、"Gathering of Rail Friends"というイベントが開催された。ノーフォーク・サザン鉄道は最寄りのクルー (Crewe) まで展示列車を送り込んだ。 2004年4月、バージニア州ベドフォード (Bedford) のブーンズボロ小学校 (Boonsboro Elementary School) の子供たちとリンチバーグのキワニスのグループがともに資金を集め、1910年頃の唯一残されたC-1クラスの木造カブースを保存するための活動を行った。 2004年10月、新聞の「ロアノーク・タイムズ」は"Takin' Twenty with the Virginian Brethren"というバージニアン鉄道の退職者グループが毎週ミーティングを行っていることについて特集記事を掲載している。彼らは主にGE製の現代の機関車の模型をバージニアン鉄道の塗装にしたものを展示しており、バージニアン鉄道が1907年に創業して100年の記念として、現在のノーフォーク・サザン鉄道の機関車を特別塗装にしてくれるように願っている。 2004年12月、バージニアン鉄道のかつてのプリンストン工場の従業員が制作したC-10クラスのカブース342号が完全に修復され、ビクトリアの鉄道公園の中央に新たに敷かれたレールに載せられた。 2005年4月、バージニアン鉄道炭田セミナー (Virginian Railway Coalfield Seminar) がミュレンズ近くのツイン・フォールズ・ステート・パークで3日間に渡って開かれた。アメリカ中から集まった鉄道ファンが炭鉱と鉄道施設を何台かのバスで3日間に渡って見学し、保存活動とグループセミナーに参加した。ロアノークの退職者団体の代表も参加した。このプログラムが2007年から2009年にかけてのバージニアン鉄道100周年記念の開始であるとされている。 2006年4月、マイルポスト2006セミナーがロアノークで開かれ、保存・特別見学・閉鎖されたバージニアン鉄道の旅客駅の訪問などが数日にわたって行われた。
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