供給数量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/02 00:02 UTC 版)
「IOTA (暗号通貨)」の記事における「供給数量」の解説
IOTAの総供給数量は 2 , 779 , 530 , 283 , 277 , 761 {\displaystyle 2,779,530,283,277,761} 枚である。この数量は三進法の計算に最適化されたもので、国際単位系としては 2.779 × 10 15 {\displaystyle 2.779\times 10^{15}} として表わされる。IOTAの総供給数量は、 33 {\displaystyle 33} 桁の三進法の数である 111 , 111 , 111 , 111 , 111 , 111 , 111 , 111 , 111 , 111 , 111 {\displaystyle 111,111,111,111,111,111,111,111,111,111,111} に基づいていて、十進法の 3 33 {\displaystyle 3^{33}} に相当するものである。 3 33 {\displaystyle 3^{33}} は、IOTAのプラスとマイナスの数値の全領域である。 3 33 {\displaystyle 3^{33}} は奇数なので、IOTAの最大の絶対値は ( 3 33 − 1 ) / 2 = 2 , 779 , 530 , 283 , 277 , 761 {\displaystyle (3^{33}-1)/2=2,779,530,283,277,761} となる。これが一つのアドレスで所有できるプラスの最大値であり、その結果としてIOTAの総供給数量となっている。 IOTAの総供給数量は約 2.8 × 10 15 {\displaystyle 2.8\times 10^{15}} IOTAであるのに対して、ビットコインの総供給数量は最小単位であるsatoshiで数えると 2.1 × 10 15 {\displaystyle 2.1\times 10^{15}} satoshiなので、似通っているが、ビットコインと異なり、IOTAは小数や分数を使わずに、整数の値のみを処理する。IOTAを整数単位で取扱うことの利点は、小数の四捨五入問題を回避できることである。小数の四捨五入問題は、ソフトウェアが適切に設計されていないと、浮動小数点演算の誤差を引き起こす可能性がある。IOTAは、分割できないトークンを使っているが、総供給数量が多く、トランザクションの処理手数料もかからないので、特にマイクロペイメントに適している。 発行されている全てのIOTAは、ジェネシス・トランザクション(最初のトランザクション)で生成された。これはタングルのセキュリティを低下させないトークンの発行メカニズムが明らかでなく、セキュリティ面で安全なメカニズムがまだ確証されていないかったからである。
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