作風・表現手法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:43 UTC 版)
視聴対象としては、自分がゲームを通じて体験した内容がそのままアニメ化されることを歓迎するような原作のファンが想定されている他、初めて『ペルソナ4』の内容に触れる視聴者に対しても、原作ゲームをプレイするのと同じ感覚を追体験出来るような作品であることが意図されている。このため本来、映像としては反則とされる表現も行われている(表現の詳細は後述)。 本作では原作ゲームの雰囲気や演出を忠実に再現することが試みられており、原作の楽曲、日付が変わる際に表示される天気予報つきのカレンダー、ステータス画面を再現したアイキャッチ、漫符を用いた感情表現、戦闘時に弱点属性の攻撃が命中した際の擬声語を伴うカットインなどの表現が、原作ゲームの演出に沿った形で再現されている他、原作に登場した多彩なペルソナがアニメにおいても登場している。原作ゲームの楽曲が使用される状況には特に注意が払われており、原作ゲームのプレイヤーを喜ばせるものとなっている。台詞が文字で表示されるゲームと異なり、アニメ作品では台詞が被る場面でボーカル曲を用いるのは難しいとも言われるが、本作では原作ゲームの通常戦闘曲「Reach Out To The Truth」などのボーカル曲も用いられている。 ゲーム作品のアニメ化ではこうした演出がアニメの表現に合ったものへと置き換えられることが多い中、本作では様々な調整を重ねることでこれを実現しており、こうした演出は本作の特徴にもなっている。ただしテレビ放送版では、放送上の規定のために原作ゲームの演出を再現しきれなかった部分もあったという。 原作ゲームで楽曲の作曲を手掛けた目黒将司、ボーカルを担当した平田志穂子が、テレビアニメ版の主題歌も担当している。
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