作動方法別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 09:47 UTC 版)
機雷の作動方法は触発機雷 (Contact mines) と感応機雷 (Influence mines) 、管制機雷(command) に大別される。触発機雷は艦船が接触することにより爆発する機雷で、触角機雷および水中線機雷などがある。ヘルツ式触角を用いた触角機雷は現在[いつ?]でも見ることができる。感応機雷は艦船の航行により発生する船舶特性により機雷が感応して作動する機雷で、触発機雷に比べると広い危害範囲を持っている。 過去には、感応機雷には艦艇の磁気により乱れた地磁気に感応する磁気機雷、艦艇の出す音響に感応する音響機雷、艦艇が航行することにより発生する負水圧を感知する水圧機雷、船体とスクリューなどの異種金属間で発生する電流を捉えるUEP機雷などが開発され、21世紀の現在では、これら複数のセンサーからの情報に基づく高度な起爆条件が設定できる複合感応機雷が主流を占める。 ほとんどの機雷は敷設されると管制できないが、管制機雷は陸上の管制所などから接続されている有線のコントロールにより発火させる。平時には機雷側のセンサを使用して機雷戦に必要な船舶のデータを収集することができる。 最近では紛争終結後に速やかに機雷を排除する必要性があること、また紛争中に敷設海面で味方の艦船を安全に航行させる必要があるときのために、コマンド信号によりコントロールする研究が進んでいる。
※この「作動方法別」の解説は、「機雷」の解説の一部です。
「作動方法別」を含む「機雷」の記事については、「機雷」の概要を参照ください。
- 作動方法別のページへのリンク