作中における『魔術』概念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 17:47 UTC 版)
悠ルート及び夏希ルートに於いて、夏希自身が言及しているのを要約すれば、「人の持つ生命力から魔力を精製し、法に則って世界にアクセス、自己の意志を介入させ、事象をねじ曲げ改ざんしたもの」。生命力から魔力を精製することについてについて夏希は「原油とガソリンの関係」にたとえている。ただ、魔力を得る為には体内の神経を繋げ、生命力から魔力を精製するための「サーキット」と呼ばれる器官が必要不可欠であり、本来は長い時間をかけて身体に馴染ませる。「サーキット」の生成は魔術師によって短時間で可能だが、多少の痛みを伴う上、慣れないうちに無理をすると副作用(最悪の場合は死亡する)を起こす可能性もある。魔術を行使する際は、術者の強い意志(イメージ)と集中力が必要である。生命力を原料としている以上、術者の体力が著しく低下している場合に使用すると術の制御がままならない上、生命の危険も伴う。また、より早くかつ精度の高い魔術行使にはイメージトレーニングの反復と熟練が必要であり、短期間で習得しようとした籐矢は実戦でなかなか思うように使いこなせなかった。本作の魔術によって傷を直接治癒したり、死人を蘇生させたりすることは不可能。このことについては、紅葉や未緒が作中で言及している。また、悠のパイロキネシス(発火能力)は生まれ持った超能力であり、魔術とは異なる。本作世界には、魔術を正しく行使・管理し、その存在の秘匿を徹底することを目的とした魔術師の「協会」が存在する。夏希や未緒、影臣は協会の実働部隊で、沙耶も構成員として籍を置いている。一方で協会には属さない魔術師も存在し、紅葉や紫織、寿士らは所属していない。 登場人物が行使する主な魔術 籐矢…魂の「保管」、弓矢 夏希…刃分銅つきの鎖(夏希いわく「ペッパー君」)、身体能力の強化、箱庭 未緒…日本刀、身体能力の強化 真姫奈…魂の「定着」 沙耶…魔力をこめた拳、身体能力の強化 寿士…光の球体、箱庭 紅葉…風の刃、傀儡、眠らせるなど多数 紫織…魂の「剥離」、風の刃、箱庭 影臣…魔力をこめた拳、身体能力の強化、相手の魔力の消滅
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