佚存書とは? わかりやすく解説

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佚存書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 07:48 UTC 版)

佚存書(いつぞんしょ)とは、中国では失われたが、日本朝鮮などに伝存していた漢籍のこと。佚存という言葉は、江戸時代後期の儒学者、林述斎が『古文孝経』など16編の佚存書をまとめた『佚存叢書』によるとされる。有名な佚存書として、『遊仙窟』や『古文孝経』などがある。


  1. ^ 新雕皇朝類苑』 巻78・日本(元和7年古活字本)https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2543724/59。"呉越銭氏、多因果海舶通信。天台智者教五百余巻、有録而多闕。賈人言「日本有之。」銭俶置書於其国主、奉黄金五百両、求写其本、尽得之。"。 
  2. ^ 張端義『貴耳集』「宣和間有奉使高麗者。其国異書甚富。自先秦以後、晋・唐・隋・梁之書皆有之、不知幾千家・幾千集。蓋不経兵火。」
  3. ^ 王勇(1996)「佚書と華刻本」、大庭脩・王勇 編(1996)『日中文化交流叢書 第9巻 典籍』(大修館書店)pp341-431。
  4. ^ 『宋史』巻491・外国列伝・日本国「其国多有中国典籍。奝然之来、復得『孝経』一巻・越王『孝経新義』第十五一巻、皆金縷紅羅標、水晶為軸。『孝経』即鄭氏注者。越王者、乃唐太宗越王貞。『新義』者、記室参軍任希古等撰也。」
  5. ^ 欧陽脩「日本刀歌」
  6. ^ 楊守敬『日本訪書志』(1900年)


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