会社名:ウーズレー・モーター・カンパニー
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「ウーズレー」の記事における「会社名:ウーズレー・モーター・カンパニー」の解説
1914年、第一次世界大戦の直前にウーズレー・モーター・カンパニー(Wolseley Motor Company)と社名を変更。カナダではウーズレー・モータース・リミテッド(Wolseley Motors Ltd)という社名でモントリオールとトロントに支社を置いた。このカナダ支社は第一次世界大戦後のBritish and American Motorsとなる。 第一次世界大戦中のウーズレーは主に飛行機エンジン、飛行機完成品、飛行機パーツを生産していた。他には、トラック生産はわずかだったが、武器や軍需用品は大量に生産していた。 休戦となってからは(英国人は第一次大戦から第二次大戦までの間の戦間期をこう呼ぶ)13,000人の作業員で年間20,000台の生産をすべく準備にいそしむ。170万株を発行して資金を調達し、工場の機械類を購入したり、販売店を世界各地にオープンさせた。ウーズレーはより上級志向の車作りをすすめ、ショールームも設けた。これは「ウーズレー・ハウス」とよばれ、ピカデリーのリッツホテル脇に作られた。(現在ここはザ・ウーズレー(The Wolseley)という名前のレストランとなっている。) 12,000台を販売し英国一の自動車製造業者となったのだが、目標の20,000台には届かなかった。戦後求められた車は高価なウーズレーばかりではなかったのである。人気のあったのは、イギリス工場で1911年から開始していた現地大量生産を本格化させたフォードT型や、イギリス国内資本でも大量生産による低価格化に成功していたモーリス・カウリーだった。
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