会員・関係者
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名誉会長はデイヴィッド・ロックフェラー。会長はリチャード・ハース(前国務省政策企画局長)。理事長はピーター・G・ピーターソン(元商務長官、ブラックストーン・グループ会長)。 2007年11月11日、ハースはCFRジャパン・プログラムのシンポジウム出席のため他のパネリストと共に来日している。 ピーターソンはソニーの企業買収仲介(コロンビア映画等)でも知られている。リーマン・ブラザーズ・クーン・ローブ会長職にあったが、ギリシャ系の人物であり、長いギリシャ風の姓(Petropoulos)を英語で通りの良い北欧系の姓に変えていると言う。 会員数は約4000名であり、企業会員も多い。創立当初からの著名な会員として、ウォルター・リップマンやジョン・フォスター・ダレス(アイゼンハワー政権国務長官)、その弟でCIA長官を務めたアレン・ダレスなどがいる。社交クラブにユダヤ系アメリカ人の入会が認められていなかった頃より、かれらにその門戸を開いていたことでも知られている。 世界には、華麗な「雲上人脈」が形成されており、その人脈の基盤はキリスト教である。 ロックフェラー家はキリスト教徒(バプテスト教会)。アメリカは、ブルー・ブラッド(Blue blood)、ビジネス・クラス(Business Class、大企業経営陣、高級官僚)、ミドル・クラス(Middle Class、大企業管理職層、自営業者、専門職)、ワーカー(Worker、残り全て)の4つの階層(階級)から成り立つと言う。 「アメリカ政府中枢の外交問題評議会メンバー」の小項目にある通り、創立以来アメリカ政界にも会員は多く、ヒラリー・クリントンやジョン・マケインも会員を公言している。ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌスも会員として知られる。 2008年3月31日、バラック・オバマは会員ではないと発言している。 日本における会員・関係者としては、佐藤栄作首相の「密使」として知られる若泉敬や、長島昭久(上席研究員を経験)、International Advisory Board(IAB、国際諮問委員会)のメンバーには行天豊雄(元財務官)、小林陽太郎(三極委員会太平洋アジアグループ委員長)、緒方貞子(元国連難民高等弁務官)らがいる。また、橋本龍太郎は1996年9月24日、外交問題評議会(ニューヨーク)において講演を行った。
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