休み時間の目的
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 22:54 UTC 版)
休み時間は、次の授業のための準備時間である。児童・生徒・学生にあっては教科書やノートなどの用具の準備や、教室を移動するための時間となる。また、友人と談笑したり、気持ちのリフレッシュをする時間でもある。休み時間では、授業開始に備えて5分前行動を心掛けたり、早めにトイレへ行くなどしておくことが望ましいとされる。 欧米諸国を中心に、休み時間はほとんどの国で飲食を行う時間でもあり、生徒によっては自宅から持参したり学校で購入した軽食や果物などを取ることが行われる。日本では一般に休み時間でも水以外の飲食物の摂取が認められておらず、世界的には特異な現象であるといえる。 教師・講師にとっては、職員室へ戻ったり、次の授業の準備を行ったりする時間である。また、教科担任制を取る学校等(特に中等教育以降の学校)にあっては、授業中にあった出来事を学級担任へ伝達するなどの連絡や、教材作成、宿題などの提出物の点検、あるいは授業中にあった電話の応対やその他処理すべき事務作業を行うなどの時間ともなる。従って教師・講師にとっては、一般に、休み時間とはいえど休憩・休息をとる時間とはなりにくい。 欧米の大学には、時間を知るのに教会の鐘に頼っていた時代には正時しか知ることができなかったことの名残りで、実際の講義開始が15分遅れる『アカデミック・クォーター』の慣習があり、この間が、移動等に使われる休み時間に当たる。
※この「休み時間の目的」の解説は、「休み時間」の解説の一部です。
「休み時間の目的」を含む「休み時間」の記事については、「休み時間」の概要を参照ください。
- 休み時間の目的のページへのリンク