伏木の親族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 10:19 UTC 版)
伏木 修介(ふせぎ しゅうすけ) 開業医。専門は内科と小児科。あかりと聡(あかりの弟)の実父にして棗の息子(昭和30年(1955年)3月10日生まれの60歳)。母親が殺害された翌年に母方の叔母・綾音(あやね)の嫁ぎ先であった平賀家に引き取られる。自身が実子ではないことは薄々気づいていたが、大学を卒業するまでその事実は知らなかった。 その後、現在の妻・光恵と結婚して伏木家に婿入りしたが、作中の過去10年ほどの間に綾音夫婦も鬼籍に入ってしまい、詳しい話は聞けず仕舞いだった。 津野田 棗 (つのだ なつめ,長尾 棗 (ながお なつめ) ) あかりの父親である修介の実母。実家は神戸で商店を営んでいたが空襲で両親と兄を失い、妹の綾音と2人きりになる。魁とは相思相愛だったが、魁がオキナガとなった事実は伏せられて疫病で死亡したと聞かされた。その後、妹の嫁入りを見届けて自身も著述業をしている津野田英明と結婚、昭和30年3月には子供(あかりの父・修介)も生まれた。同年の12月、光明苑閉鎖の新聞記事に魁の名前を見つけ、連絡を取って会うが、その帰りに「羊殺し」に遭遇して殺された。 魁と別れてから結婚するまでの間は有馬の温泉旅館で働いており、殺害された際には当時の週刊誌にも散々な書かれ方だった。遺骨は横浜の市立霊園に無縁仏として葬られている。棗の死は「羊殺し」に対する魁の執念の原点であり、「羊殺し」の被害者の資料の記述中に、あるいは魁の回想や夢などで、繰り返し登場する。 ひかる 最終話後半(2064年)にて登場したあかりの孫。その特徴的な太い眉毛は立派に受け継がれている。
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