伊507
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:49 UTC 版)
1945年5月8日、第二次世界大戦でナチス・ドイツが連合国に降伏し、UF-4を日本海軍が接収して伊507に改名した。その後、海軍軍令部の命令で横須賀海軍工廠で修復と補給を受ける。 新たな原子爆弾投下を阻止するため8月6日に横須賀を出港。原爆搭載機の情報をつかみ、テニアン島へ独自の行動を起こす。 原作小説では回収作業用に改造を受けた海龍を搭載し、原爆投下前の7月24日に特殊兵器の回収から始まる。 ドイツの当時最新のテクノロジーによる改装を受け、魚雷と潜航艇を下ろせば水上で30ノットを叩き出せたり220mの潜行が可能であったが、大型なのはどうしようもなく鈍重な本艦の操艦に乗組員が苦心する描写があるが、劇場版では特にそのようには描かれていない(エンジンがなかなか止まらず、後ろで機関科員が停止させると同時に機関長がエンジンに酒を吹きかけ酒で止まったと勘違いする、というコミカルな描写に差し替えられている)。 主砲は本来左右に11度しか旋回できないが、ドイツで変更されたのか広い旋回範囲で射撃している。 原作小説での本艦は、目的を遂げた後、艦体損傷により潜航が不可能になり米艦隊の集中攻撃を受けつつマリアナ海溝を目指す。攻撃により完膚無きまでに破壊され沈没、沈んだ艦体も海底の水圧で圧壊し米軍でもサルベージ不可な深海へと沈降しローレライシステムは完全に消し去られる。一方劇場版では攻撃を受けながらも潜行していずこかへと姿を消す、という結末になっている。
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