伊集院饅頭
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大正2年(1913年)に鹿児島駅から東市来駅までの間の鉄道が開通し伊集院には伊集院駅が設置された。これに伴って妙円寺詣りにちなんで、餅米とうるち米で作った米の粉に砂糖と熱湯を合わせたシロップを混ぜて作った餅生地の皮で白餡を包み、島津家の家紋である丸に十の字型に成形した直径3cmほどの柔らかい饅頭に粉がまぶしてある『伊集院饅頭』の販売が開始される。当初は『徳重饅頭』の名で売られており、戦時中に途絶えたが、妙円寺詣りの復活と共に伊集院饅頭と名を変え再開し、現在では店舗により定番の白以外にも、よもぎ、抹茶、梅、紫芋、きな粉、チョコ餡、苺なども販売され、日置市伊集院町の名物菓子となっている。また、数年に一度行われ「和菓子のオリンピック」と呼ばれる『全国菓子大博覧会』では、平成25年(2013年)4月19日から5月12日の24日間、広島市中央公園で開催された第26回大会(ひろしま菓子博2013)において、日置市伊集院町の菓子店『すずき菓子舗』がつくる伊集院饅頭が、一般菓子部門の食料産業局長賞を受賞している。
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