伊雑宮に関する伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/29 13:52 UTC 版)
龍宮伝説 伊雑宮の周囲に、浦島太郎や海女が龍宮へ行ったという伝説がいくつかある。それぞれ細部は異なるが、基本的に伊雑宮の宝物の一つに玉手箱があり、海女が持ち帰ったとされ、その中身は蚊帳で、不幸が続くため伊雑宮に納めたとする部分は一致する。なお、伊雑宮へ蚊帳を納めたのちも不幸が続いたとする話が多い。 七本鮫と龍宮伝説 御田植え祭の日に、七匹の鮫が的矢湾から川を遡って伊雑宮の大御田橋までのぼると云われる。この七本鮫は伊雑宮の使いと云われ、また龍宮の使いと伝える説もある。七本のうち一本は殺され、今は六本とされる。大御田橋からは蟹や蛙に化身して伊雑宮に参詣するともされる。またこの日は志摩の海女たちは海に入ることを忌み、伊雑宮に参詣する。「海豚参詣#三重県」も参照 その他 志摩市阿児町安乗の安乗崎沖の岩礁(大グラ)近くの海底に鳥居に似た岩があり、伊雑宮の鳥居だったといわれる。
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